飲食店の営業許可ってどうやって取得するの?~授業スタイルで学ぶ飲食店開業①~

先生

今日は、飲食店の営業許可申請の流れを説明していくよ。

開業したい人

はい、よろしくお願いします!

~目次~

飲食店開業には飲食店営業許可が必要!

先生

まず、飲食店を開業するためには、飲食店営業許可を取得しなければなりません。
そして、その許可の申請先は、出店地管轄の保健所となります。

開業したい人

先生、どんな飲食店でも開業するためには、飲食店営業許可の取得が必要がなんですか?

先生

実はね、開業に飲食店営業許可が必要な「飲食店営業」がどのようなものであるかは、食品衛生法施行令で決められています。
具体的には、一般食堂、料理店、すし屋、そば屋、旅館、仕出し屋、弁当屋、レストラン、カフエー、バー、キヤバレーその他食品を調理し、又は設備を設けて客に飲食させる営業で、喫茶店営業を除くものをいいます。

開業したい人

喫茶店営業って何ですか?

先生

喫茶店営業とは、喫茶店、サロンその他設備を設けて酒類以外の飲物又は茶菓を客に飲食させる営業をいいます。
喫茶店営業では、アルコール類を提供することができず、
提供することが出来る食事もクッキーやビスケットに限定され、パスタなど調理が必要な飲食を提供する場合には、
飲食店営業の許可が必要となります。

先生

なお、午前0時から午前6時までに営業する酒類提供を伴なった飲食店の場合、
飲食店営業許可申請だけでなく、深夜種類提供飲食店営業届出申請を、
管轄の警察署生活安全課に行う必要があります。

開業したい人

はい、先生、飲食店を開業するためには、何か資格など必要なのでしょうか。

先生

通常の飲食店であれば、何か特別な資格がなくとも開業することはできます。
ただし、営業者は、営業所ごとに食品衛生責任者を置く必要があります。

開業したい人

どんな人が食品衛生責任者になれますか?

先生

食品衛生責任者になれるのは、

①調理師、栄養士、製菓衛生士などの有資格者
②都道府県知事の指定する食品衛生責任者養成講習を終了した者

の2パターンです。

飲食店営業許可申請手続の流れ

先生

飲食店営業許可申請手続の流れは、こんな感じです。

先生

それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.保健所への事前相談
先生

飲食店開業許可を取得するため、最初にすることが保健所への事前相談となります。

開業したい人

先生、保健所への事前相談では、具体的に何を相談するのですか?

先生

具体的には、

①開業しようとする営業所に必要な許可はなにか
②許可に必要な条件を満たしているか
③必要な条件を満たしていない場合、どのような形で満たすか。

を、相談することになります。

開業したい人

許可に必要な条件とは、具体的にどのようなものですか?

先生

許可に必要な条件のポイントを整理すると、

①営業施設の構造についての基準を満たしていること
②食品取扱設備についての基準を満たしていること
③適切な給水、汚物処理の設備が設けられていること
④食品衛生責任者がいること

先生

と、なります。
①~③の基準は、各都道府県の条例によって詳しく定めらていますので、
確認してみてください。

開業したい人

はい、先生。保健所への事前相談をするにあたって
何か気を付けるべきことはありますか?

先生

はい、これから店内の内装工事をする場合は、内装工事に入る前に
基準を満たした設備が備わっているか、保健所への事前相談をすることです。

内装工事が完了した後、設備を変更するのは、費用も時間もかかり、無駄が多いです。
したがって、内装工事に入る前に保健所への事前相談をして、
着工予定の工事によって完成が予定される内装が各都道府県の条例の基準を満たしているか、を
保健所に確認することが、重要となります。

2.提出書類の作成
先生

保健所への事前相談後、その相談の結果を反映して、
提出書類の作成に取り掛かることになります。

開業したい人

先生、提出書類とは、具体的にどんなものがありますか?

先生

提出書類は、基本的には以下の通りです。

①営業許可申請書
②営業設備の大要(業種数+1枚)
③営業設備の配置図(業種数+1枚)
④営業所の周辺地図(業種数+1枚)
⑤食品衛生責任者証
⑥法人登記事項証明書(申請者が法人の場合)
⑦水質検査証(貯水槽使用の場合)

上の①~⑤の書類は申請者側が作成する必要があります。
また、⑥法人登記事項証明書は全国の法務局に、⑦水質検査証は不動産会社や管理会社に、
請求する必要があります。

ただ、都道府県によって必要な提出書類は異なることがあるので、
事前に問い合わせておくことが無難ですね。

開業したい人

はい、先生。
①営業許可申請書は、どこで手に入りますか。

先生

①営業許可申請書は、管轄の保健所窓口に備え付けられているほか、
ホームページからダウンロード出来る場合があります。
確認してみましょう。

開業したい人

②営業設備の大要とは、なんですか?

先生

②営業設備の大要とは、調理場と客室、トレイについての概要を記載する書類です。
記載といっても、あらかじめ選択肢が用紙に用意されているので、
それに沿って記載すれば足ります。

②営業設備の大要の記載用紙は、管轄の保健所の窓口に備えて付けられているほか、
ホームページからダウンロード出来る場合があります。
確認してみましょう。

また、②営業設備の大要の記載用紙の裏面に、③営業設備の配置図④営業所の周辺地図
記載することになります。

開業したい人

⑤食品衛生責任者証とは、なんですか?

先生

営業者は、営業所ごとに食品衛生責任者を最低1人置く必要があります。
そして、食品衛生責任者になれるのは、

①調理師、栄養士、製菓衛生士などの有資格者
②都道府県知事の指定する食品衛生責任者養成講習を終了した者

と、決まっております。

⑤食品衛生責任者証とは、
この①または②の資格を有することを証明する証書のことを言います。

3.許可申請
先生

提出書類が用意できたら、手数料とともに提出書類を保健所に提出し、
書類審査を受けることになります。
申請手数料は、現金で納付することになります。

開業したい人

先生、申請手数料はどのくらいの額になりますか?

先生

申請手数料は、だいたい1万6000円~1万9000円の間と言われています。
これも、地域によって値段が異なるので注意が必要です。
また、許可申請後、申請を取り下げたとしても、申請手数料は還付されないので注意が必要です。

開業したい人

はい、先生。
申請の段階で全ての食品設備などが整っていなくても、申請はできるんですか?

先生

はい、できます。
営業所の検査の時点で、
必要な設備がそろう見込みで申請することが可能です。
ただし、申請後の営業所の検査は、実地検査なので、
検査段階までに設備を整える必要があります。

4.営業所の検査
先生

許可申請後、10日後程度で、保健所の担当者による営業所の検査が行われます。

開業したい人

先生、営業所の検査はどのようなものですか?

先生

営業所の検査は、現地検査です。
そして、営業所に必要な設備が揃っているか否か、を
あらかじめ提出を受けていた営業設備の大要や配置図と照らし合わせて、
保健所の担当者によって確認されます。

開業したい人

保健所の担当者の方は具体的に何を確認するのですか?

先生

保健所の担当者は、
営業所の設備が、各都道府県の条例によって定められた基準に適合しているか否か、を
確認します。

また、確認の対象となる営業所の設備は、調理場とトイレが対象となります。
したがって、客席が未完成であったり、調理器具や食器類が未設置の状態であっても、
問題ありません。

開業したい人

はい、先生。営業所の検査を受けるにあたって
何か気を付けるべきことはありますか?

先生

はい、営業所の検査は実地検査なので、検査当日までに
全ての設備を整えておく必要があります。
全ての設備が検査当日までに整わない場合、後日再検査になってしまいます。
そのため、開業に当たって内容工事が必要な場合は、工事の進捗状態にも注意する必要があります。

5.営業許可証の交付
先生

営業所の検査の結果、営業所の設備に問題がない場合は、検査後1週間程度で、
保健所により営業許可証が交付されます。
なお、営業所の設備に不備がある場合には、再検査等を経て、
条例が定める基準に適合するよう調整することになります。

開業したい人

営業許可証の交付を受けたら、飲食店の営業を開始することができるのですね!

先生

そういうことです。

まとめ

先生

今日は、飲食店の営業許可申請の流れを説明しました。
次回は、~~~について説明します。

開業したい人

はい、ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。

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